スティールダーツのポイント交換について
まず初めに、このブログはマシモトの個人的な意見なので正解ではありません。
スティールダーツの純正のポイントはメーカーによりけりですが、基本的にブラックもしくはシルバーの32mmが標準的についています。
このページをご覧になっている皆様はそろそろスティールのポイントを交換したい、なにかいいポイントはないかな?と思いながら見ていることだと思います。
スティールダーツにおいてティップの役割は非常に重要。
ソフトダーツではJAPAN、PERFECT共に反応優先のルールを採用していますので、必ずしもボードに刺さる必要はないのですが、スティールダーツではダーツがボードから抜けてしまうと無得点となってしまいますので、刺さりやすく抜けにくいポイントが求められているというわけです。
純正ポイントからポイント交換をする理由。
大まかに分けて3つほどでしょうか。
①弾かれる、抜けやすいから変えてみたい。
②刺さったときの角度を調整したい。
③重さや飛びの感覚をより自分に合わせたい。
交換の理由は人それぞれいろいろあるでしょう。見た目もあるでしょうし、好きな選手が使っているものと同じにしたい等。
上記内容に当てはまる方も多いと思われます。
多くの場合、純正のポイントは高品質な物が使われているとは言い難いです。
スティールポイントは基本的に好きな物に交換するのが普通という流れが世界では普通だからでしょう。世界を見て回ったわけではないので確実ではありませんが。
とりあえずマシモトによく来る質問をまとめようと思います。
●純正のポイントってなんでダメなの?
基本的に必ずしもダメなわけではありません。ターゲットのプレイヤーモデルとかは初めからいいスティールティップがついている場合も多いです。
ではそのほかの場合、純正ポイントのどこがダメなのでしょうか?
①32mmとポイントが短いので、グルーピングしたときに長いポイントより不利。
②ポイントの形が悪いのでボードの麻に押し出されやすい。=抜けやすい
この二つがメインでしょうか。
●スティールティップの長さってどうやって決めたらいいの?
非常によく来る質問ですね。
ぶっちゃけ、スティールティップの長さの決め方はその人次第です。
ですが、一例として少し答えを出すとことにしましょう。
まず、知っていてほしいことが、スティールティップをバレルに装着するためにスティールバレルにはポイント用の穴が空いています。
この穴の深さはメーカーやダーツによってそれぞれ違います。
例えば、unicornの浅田さんのモデルでは穴の深さは7mmほどですが、
マシモトが作っているMASHISTERでは基本的に10mmほど穴の深さがあります。
当然3mmの違いがありますので、その分バレルの奥までポイントが入ってしまうので同じポイントを使用しても長さが変わってきてしまうんです。
なので浅田さんのバレルで32mmのポイントをつけると突き出し(バレルから出ているポイントの長さ)が約25mm前後となります。どこまで奥に入れるかは調整が聞きますので、この限りではありません。
そしてMASHISTERでは32mmのポイントをつけると32mm-10mmですので、突き出しが22mm前後となってしまうわけです。この差は極端な例として出しましたがとても大きいです。
先ずご自身が使われているバレルの突き出しの長さと今ついているポイントの長さを調べてみるといいでしょう。
それからポイントの長さを決めていくのがいいかもしれません。
ポイントの長さは3mm変わればかなり変わりますので、奥が深いです。
さて、スティールダーツのポイントの長さの決め方ですが、
初心者の方やアベレージが50以下の方はあまり長いポイントを使うことはおすすめしません。36mmまでのポイントがいいでしょう。
ターゲットのポイントで説明致しますと多くのポイントは32mmポイントもしくは36mmのポイントが多く売り出されています。
4mmの差はかなり大きいので試す価値があると思いますが、マシモトはポイントの長さが長くなればなるほど、ダーツを飛ばすことが難しくなると考えていますので、無難に36mmまでにしておきましょう。
マシモトは32mmの長さは変えないでポイントのみ交換する方がよいのではないかと思っています。バランスも純正と変わらないのでとても投げやすいと思います。
ポイント長い方が有利とか言う前に先ずは20にしっかり飛ばせるようにならないとね。
次に経験者の方やアベレージが60以上になって来ている方、さらなる高みを目指して色々試してみるのもいいでしょう。
世界的にはよく36~38mmの長さのポイントが多く使われているといいます。
41mmまででしたら使いこなせるのではないかと思います。
しかし、41mmはかなり長いのでポイントが曲がりやすい等の欠点や、グルーピングしたときにポイントに絡まるようになるのが目に見えてわかるでしょう。
ですが、このあたりの長さになってきますと、アンダースタッキングしたときに短いポイントよりも下に刺さってしまう傾向が多くなるように思います。
ポイントが長い分滑り落ちる距離が長くなることが多いなとマシモトは思っています。
次に変態さんは45mm、50mmポイントを試してみるのもよいでしょう。
これを使いこなせる人はほんとに飛ばすのがうまい人ではないといけないと思います。
ダーツのバランスも大きく変わります。
こんなしょうもないブログを見ている人は無視していいと思うねんな。
マシモトも何度も挑戦していますが、かなり難しいです。使いこなせていません。
まとめます!
●初心者の方はそのまま32mmのポイントで行きましょう。
(まずはしっかりダーツを飛ばす)
●アベレージ50付近になったら32~36mmポイントで行きましょう。
(ダーツを飛ばすことを重要視しながらも刺さり方やバランスなど考え始める)
●アベレージ60以上になったら32~41mmまでお好きな長さで行きましょう。
(このぐらいになると好みもわかってくるでしょう。なにも言えません)
●変態は32mm~60mm。なんでも使えばいいです。
短いポイントはダーツのバランスが変わらないのでとても投げやすく、
長いポイントはグルーピング時に有利に働きますが、長いほど飛ばすのが難しくなる傾向になります。
結局のところおすすめのポイントはなんなの?という方の為にAimingZept様で買えるおすすめのポイントを紹介していこうと思います。
①Target 2019 ファイア エッジ ポイント。(32mm、36mm)
ターゲット独自のエッジ加工で、ボードの刺さりが半端ではないほどよく、抜けにくいポイントです。指にポイントをかける方にもおすすめのポイントです。
樋口選手や鈴木未来選手、マシモトもよく使っているポイントで非常におすすめです。
②CD Points マーク II(32mm、36mm、38mm)
ヨーロッパのトッププロが好んで愛用しているChris Daniels氏製作のリングカット入りハードポイントです!リングの段差や形状が非常に均一で信頼性が高い為、長年にわたり他のメーカー製の追随を許さない人気ポイントに位置付けられています。
特にこの5つリングバージョンの38mmは、ゲイリーアンダーソン愛用としてイギリス国内で長年販売され有名になりました。ゲイリーやジェームスウェイドのようにポイントに指を掛ける人はもちろん、そうでない方にも高品質ですのでオススメしております。
これはね。刺さりもいいし、指のひっかけ具合も文句ないし、うーん、高品質だね。
③Red Dragon トライデント ブラックポイント (32mm)
属製トライデントが付属したRed Dragon製スティールティップです。
空力を改善し、先のダーツのフライトに後続ダーツのティップ根元部分が引っかからないようにしてくれる効果があります(^o^)
トライデント部分は移動できますので位置調整可能ですし、他のティップに移行することも可能です。
このスティールティップの良いところは金属製のトライデントがついているというところです。
トライデントのなにがよいのか?
これはバレルにもよりますが、バレルの先が丸ではなく角ばっているダーツに非常におすすめです。トライデントのおかげでフライトのダメージが極端に減ることももちろんメリットではあるのでが、ダーツにぶつかったときに弾かれにくくなるのが一番のメリットだと思っています。見た目もかっこいい!
④winmau 41mm エクストラロング ブラックポイント
41mmのポイントでプレーンタイプのスティールティップになります。
このポイントのよいところは安い、刺さりも良い。長い。
マシモトは非常に愛用しているポイントでもあります。
この4つを選んでおけばまず間違いないでしょう。あとは見た目や!
逆におすすめしないポイントも紹介していきます。(個人的にだけど・・・)
①TARGET ストーム サージ ゴールドポイント (32mm、36mm)
ターゲットの人気のポイントですね。
なぜこのポイントが人気があるのかはっきり言ってわかりません。
トライデントと同様の効果があり、もちろん弾かれにくいという点はメリットです。
ですがこの商品のダメな点が多すぎます。
ポイントの形が悪い。ポイントが太い。ボードが痛む。ずたずたになったボードに全然刺さらない(やすり等で磨けば食いつきは良い)
状態の良いボードでいつでも投げられるのならばよい商品だと思います。PDCプレーヤーも使っているぐらいですから。
しかし、このポイントは状態が良くないダーツボードで投げたときにさんざんな目にあいましたのでもう使いたくないですし、買うこともないでしょう。
マシモトはターゲットのアンチではありません。
②BULLS ゴールドポイント(32mm、35mm、38mm)
刺さりはとてもよい。長さもいいバランスの長さがある。マシモトPhase5にはこれの38mmポイントをつけています。
このポイントのダメな点は一つ。コーティングが脆すぎる。
1日使ったらゴールドのコーティングが剥げました。
それ以外はいいポイント。
おすすめのリポイントツール
①新強化版 スティールティップ交換ツール リポインティングツール R4
これ一本あればいい。販売価格: 7,480円(税込)とかなり安い。そして使いやすい。
慣れればポイント交換なんて5分もかからないようになります。
持ち運びも簡単だし、最強です。
ただ注意点としては錆びやすいので必ず軍手をつけて作業を行いましょう。
ポイント交換するときの注意点。初心者はストームポイントの交換はやめておいた方が無難です。ストームポイントは装着が難しいんです。最悪、普通に曲がります。
自分で好きなポイントを装着して楽しいダーツライフを!それでは!